授業研究(5年)

平成20年6月23日(月)室町小5年1組教室

 今年度,算数科の第2回授業研究が行われました。T1(中心になって授業を進める)は少人数教育担当の
木下教諭が,T2(主に一人一人の支援や指導に関わる)は担任の今村教諭が担当し,協力して授業を進めます。こうした指導方法を,協力指導またはティームティーチングと呼んでいます。

単元名 変わり方のきまり

本時の目標
 ・ 伴って変わる2量の関係を表す表から,数量の変化に着目し,規則性を考える。
   <数学的な考え方>
 ・ 伴って変わる2量の関係を表す表から,数量の変化に着目して規則性を見付け問題を解決する。
   <表現・処理>

本時の課題
 ・ 同じ長さのひごを使って,階段を作っていきます。
  5段の階段を作るには,ひごは何本必要ですか。

課題把握の場面
今日は同じ長さのひごを使って,
階段のように並べていきます。
どんな問題がつくれるかな?
自分で課題を考えます。
課題がいくつかでてきました。
本時で取り上げる課題を板書し,
子どもたちは,ノートに視写します。
求めた値は,表に書いていきまし
ょう。さあ,子どもたちの自力解決
が始まります。


自力解決の場面
ノートに階段を書いて,ひごの数を
数えています。
みんな集中して自力解決に向か
っています。参会者は,子どもの
解決の方法を見ていきます。
ひごの数が求められてので,増
え方のきまりを見付けています。
子どもたちの思考が深まる場面で
す。


集団解決の場面前半
さあ,みんなで話し合って解決して
いく場面です。
横の増え方のきまりを見付けてい
ます。表にきまりを書き込みながら
発表していきます。
続いて,縦の増え方のきまりを見
付けていきます。
集団解決の場面後半
さらに増え方のきまりを「言葉の式」
で表します。
段の数×(同じ段の数+3)=
ひごの数という式がでてきました。
「言葉の式」に,実際に数値を当てはめ確かめをしています。

授業が終わったあと,事後研究会が持たれました。

事後研究会の様子
授業者から,授業についての感想
と,授業で準備していたが使わな
かったプレゼンの紹介がありまし
た。
学校長も挨拶の後,
「言葉の式」の意味をどう考える
のか説明をしています。
室町校をずっと指導していただいて
いる鳥取大学の矢部先生から,
授業の総評と講演をしていただき
ました。


校内研究なのですが,矢部先生が来られることもあり,
倉吉市立小鴨小学校,米子市立伯仙小学校,亀岡市立千代川小学校,大谷大学より
参観にきていただきました。
遠方より,来ていただきました先生方,ありがとうございました。