公開授業と講演会

平成19年12月14日(金)室町小各教室&多目的室Ⅰ

今年度は,室町小学校としての大きな研究大会は実施せず,
校内研究の一環として取り組んだ授業を公開するというのが
この「公開授業と講演会」です。

<5年生「分数を調べよう」の授業より>
「ジュース2ℓを同じように3つに分けると,1つ分は何ℓになるでしょう。」
という課題に取り組みます。
少数では割り切れないことを確かめ,水槽図や線分図を使って分数で
表す方法を考えていきます。
<6年生「さらに分数のかけ算とわり算を考えよう」習熟の程度に応じた授業・小中連携の授業より>
体に関するさまざまな情報を自分で見つけ,解決していきます。
習熟の程度に応じて,できるだけ自分で必要な情報を見つけ解決していくコースと,教師の支援で必要な情報を
しっかりつかめるようにしながら学習を進めるコースに分かれています。


講演「これからの算数教育の方向性」 鳥取大学大学院 矢部敏昭先生
本校の算数教育をご指導いただいて4年目となります。明治図書から研究図書
を発刊する機会もいただきました。
算数の学習過程について,「知る」→「わかりつつある」→「わかる」という段階を具
体的にお話していただきました。あげられた例の一つに,第4学年「四捨五入」で
「4」は切り捨てて「5」は切り上げにあるのはどうしてかという根拠を探っていきま
す。矢部先生のお話を聴きながらこんな授業ができたらいいな,ご提案いただい
た授業に近づけたいなと思います。
最後に「学校評価」はフィードバックではなく,明日からの授業のあり方を考える
「フィード・フォワード」の取組をしてくださいと締めくくられました。


最後になりました。ご参会いただきました先生方,
受付をお手伝いいただきましたPTAの皆様ありがとうございました。
2月29日には「京都市算数教育研究集会」が本校で実施されます。
どうぞ,こちらの方にもご参加ください。