平成18年度チャレンジ体験

 近年高度情報通信社会が発達し、地域や家庭の環境が変わり、子どもたちを取り巻く教育環境において、様々な問題や課題が山積みしています。桃山中学校ではその課題解決に向けて、新しい学校づくりに取り組んでいます。本校では目指す子ども像を「創造性を生かし、課題を克服する生徒。人を大切にし、協力し合う生徒。豊かな心を研き、たくましく生きる生徒」と設定し、その具現化に向けて、あらゆる教育活動を通して取り組みを進めています。
 その一環として、「生き方探究・チャレンジ体験」の取り組みを平成12年度から実施しており、今年度で7年目になりました。今年度から実施期間を5日間に拡大し、11月6日から10日まででの5日間行いました。
 私たちはこの活動を通して、生徒たちに「自分の生き方を見つめ、将来や進路の展望を考えてほしい。」「地域や社会の一員であるという自覚と誇りを持ってほしい」「人とのふれあいから多くのことを学んでほしい。」「社会の厳しさを肌で感じ、模範意識やモラルを身につけてほしい。」「両親をはじめ周囲の人たちへの感謝の念を持ってほしい。」の5つのことを求めています。
 今年度も、昨年体験した3年生からアドバイスを受け、過去6年間にお世話になった事業所を中心に体験の場を決定し、各自が事前学習を行い、本番に臨みました。
当日は緊張の中に、真剣なまなざしや生き生きと輝いている生徒たちの姿を見ることができました。生徒たちにとっては学校の教育活動の中では体験できない、また障害忘れることのない貴重な体験ができたものと確信しています。
 生徒たちに活動の場を与えていただき、ご多忙にもかかわらず、親切にご指導いただきました事業所の方々に厚くお礼申し上げます。また事業所をご紹介いただきました保護者並びに地域のみなさまには多大なご支援をいただき誠にありがとうございました。
 

活動の様子
アンケート集計
 事業所へのアンケート集計結果【回答数 56】
1.この「生き方探究・チャレンジ体験」の事業に
 ついて,どのようにお知りになりましたか。


 ア 学校を通して         48(85.7%)
 イ PTAを通して         2( 3.6%)
 ウ 地域の諸団体を通して      1( 1.8%)
 エ その他             5( 8.9%)

2.あなたの関わられた活動に参加した生徒たちの
 取組の状況はどうでしたか。


 ア 大変積極的          26(46.4%)
 イ どちらかというと積極的    25(44.7%)
 ウ どちらかというと消極的    9( 8.9%)
 エ 大変消極的          0( 0.0%)


3.この体験活動の期間で,生徒たちに変化が見ら
 れましたか。


 ア 大きな変化が見られた    13(23.2%)
 イ 少し変化が見られた     35(62.5%)
 ウ ほとんど変化は見られなかった 8(14.3%)
 エ まったく変化は見られなかった 0( 0.0%)



4.学校の対応は,いかがでしたか。
 
 ア 良かった          42(75.0%)
 イ まあ,よかった       13(23.2%)
 ウ あまり,良くなかった     1( 1.8%)
 エ 全く良くなかった       0( 0.0%)


5.来年度以降も,チャレンジ体験活動にご協力
 をお願いできますでしょうか。

 
 ア 積極的に協力したい     19(33.9%)
 イ 依頼があれば協力してもよい 33(58.9%)
 ウ 協力は難しい        2( 3.6%)
 エ 未定
           2( 3.6%)
 

6.この体験活動の取組について,ご意見や
 ご感想,生徒に伝えたいことなどがありま
 したら,ぜひお書きください。


・この経験を生かし今後も頑張ってください。
・実習生徒がどのような生徒なのか事前に教えて頂き
 たく存じます。
・おしゃべりが多くあまり作業が進まなかった。
・3日間から5日間にかわって、生徒たちは大変だと
 思いますが、有効な取り組みであると思う。
・挨拶、返事がしっかりできて良かったです。
・良い体験の機会だと思います。しかし、体験の意味、
 目的を生徒が理解した上で臨んでいるのか疑問です。
・業種によると思いますが、期間が長いと思われます。
・楽しかったとは思いますが、大事なのは人の話を聞
 くことです。

・人と接する上で大切な礼儀、挨拶を忘れずに頑張っ
 て下さい。
・指示を出さなくても自分たちのできる範囲で仕事を
 見つけて、積極的に行動していたのが印象的でした。
・声を出すのが苦手 みたいですね。
・一生懸命取り組んでいて、スタッフも心新たに頑張
 れました。
・自分から進んでやろうという強い意志が大切です。
 楽な方へ行ってしまわないようにしっかりチャレン
 ジしてほしい。
・5日間の希望があったが対応は難しい。
・実際に現場を体験することで、少しでも、医療や
 高齢化社会の空気を感じ取ってくれたらと思います。
・挨拶をする、自分の事の後始末をする、自分の気持
 ちをしっかり相手に伝えるということは、どこへ行
 ってもどの場面でもこれから大切になってくると思
 うので、それを忘れずに頑張って下さい。
・しんどい4日間だと思いましたが、今後必ず役に立
 つと思い、働いてもらいました。
・人間の触れ合いとと、会話の大切さを伝えました。
・日程は決まり次第連絡を下さい。生徒には積極的に
 質問するようにご指導下さい。



 
 事業所の皆様,ご協力ありがとうございました。 


保護者へのアンケート集計結果
【回答数 199】
  
1.お子さんと、「生き方探究・チャレンジ体験」
 について事前に家庭で話されましたか。

 
 ア よく話し合った       45人(22.6%)
 イ まあまあ話し合った     101人(50.8%)
 ウ あまり話さなかった      44人(22.1%)
 エ 全く話さなかった       9人( 4.5%)

2.この取り組み期間中にお子さんとこの活動に
 ついて話し合われましたか。


 ア よく話し合った       79人(39.7%)
 イ まあまあ話し合った    101人(50.8%)
 ウ あまり話さなかった     18人( 9.0%)
 エ 全く話さなかった      1人( 0.5%)


3.この活動を通して,お子さんに対する見方が変
 わりましたか。


 ア 大きく変わった       21人(10.6%)
 イ 少し変わった       114人(57.3%)
 ウ ほとんど変わっていない   56人(28.1%)
 エ 全く変わっていない     8人( 4.0%)

 

4.このような体験活動は,お子たちに役立つと
 思われますか。

 ア そう思う         157人(78.9%)
  イ どちらかいうと,思う   39人(19.6%)
  ウ あまり思わない      2人( 1.0%)
  エ 思わない         1人( 0.5%)












 
5 この体験活動の取組について,ご意見や
 ご感想,生徒に伝えたいことなどがありま
 したら,ぜひお書きください。

・息子は以前から鉄道関係の仕事に就きたいという希望
 を持っていたので、今回の駅での体験はイメージを具
 体化するのに役だったと思う。JRの担当の方に「忙し
 いのに自分たちのために時間を割いてくれた」という
 感謝の言葉が出たのが、嬉しい驚きだった。ありがと
 うございました。
・この体験を通じて、自分の意見をしっかりと言葉で伝
 えてくれるようになりました。少し大人になったよう
 な気がします。
・働く親の姿を見る機会も余りなく、学校生活の中では
 わからない大人の仕事の厳しさ、大変さを感じ取るチ
 ャンスを子供達にに与える、有意義な活動だと思いま
 す。
・チャレンジ体験中、毎日の出来事を生き生きと楽しそ
 うに話し、自分の知らない世界に感激と喜びを感じて
 いる姿に、人間として成長したように思える。

・無知に等しい中学生を現場に受け入れてくださり、ご
 指導くださるということは、大変な事だと思います。
 社会の入口の扉をたたかせてくださったこと、日々と
 は違う体験により成長させてくださったこと、心より
 お礼申し上げます。
・働くことの大変さと責任感を少しでも感じてほしい。
 これをチャンスに自分がどうあるべきかも考えてほし
 い。

・行く前から一生懸命話し、帰ってからも話してくれま
 した。会話の機会が増えて良かったです。
・建設の仕事には数学の分野が必要だということに興味
 を覚えたようです。中・高・大学と進む上で、何のた
 めに学ぶのかを考える端緒になってほしいです。
・どんな職業でも見た目と好きな事だけしていれば良い
 のではない事、色々な雑用もある事など、今後の職業
 にいかしてもらえたらと思います。
・「働く」ということが、いかに自分一人では何もでき
 ないかということがわかったと思う。色々な人が色々
 な立場で自分の責任を待って働き、そして「イズミヤ」
 という会社を支えているということを判ってくれたと
 思う。
・地域とのつながりも作られ、多くの大人との関わりも
 大切であったと思う。
・今まで自己中心的な行動、発言が見られましたが、体
 験を通して互いに協力し目標に向かっていくことが、
 少しずつ理解できたと思います。
・チャレンジの1週間、とてもいい顔をしていたのが印
 象的でした。職業がたくさんあり、一つを選ぶのが難
 しかったよう ですが、良い経験ができたと思います。
 


生徒へのアンケート集計
結果
【回答数 234】
  
1.自分の取り組む活動について,事前,期間中
 に家庭で話題になりましたか。


 ア よくなった           87人(37.2%)
 イ 少しは,なった         105人(44.8%)
 ウ あまり,ならなかった      32人(13.7%)
 エ まったく,ならなかった     10人( 4.3%)

2.事業所の方々や地域の人たちとのふれ
 あいを実感しましたか。
 
 ア よく,実感した     116人( 6.8%)
 イ 少しは実感した     71人(30.4%)
 ウ あまり実感できなかった 16人( 6.8%)
 エ まったく実感できなかった 4人( 1.7%)

3.あなたにとって,この体験期間は充実してい
 ましたか。
 
 ア 大変充実していた    134人(57.3%)
 イ まあ充実していた    82人(35.0%)
 ウ あまり充実していなかった15人( 6.4%)
 エ まったく充実していなかった 3人(1.3%)

4.このような体験活動の機会があれば,またや
 ってみたいですか。
 
 ア ぜひ,やってみたい   129人(55.1%)
 イ まあ,やってみたい   66人(28.2%)
 ウ あまりやりたくない   30人(12.8%)
 エ まったく,やりたくない  9人( 3.9%)

5.この体験活動は,自分にとって役立つと思い
 ますか。
 
 ア 大変,思う       123人(52.6%)
 イ ある程度,思う      90人(38.5%)
 ウ あまり思わない      16人( 6.8%)
 エ まったく思わない     5人( 2.1%)
 
6 この取組を通して,心に残ったことはなんですか。
 (具体的に) 

・親の仕事の大変さがわかった。5日間で精一杯だったの
 に親は毎日やっているのだから、本当にすごいなと思っ
 た。
・お年寄りとのお話(昔のことを教えて貰った)が心に残
 った。
・ネギの掃除をして消費者の手に渡るまですごく手間がか
 かっているのがわかった。
・参道の掃除で「ありがとう」と声をかけてもらった。挨
 拶をした時に「ご苦労様」と言われてとても嬉しかった。
・事業者の方に言われた「当たり前と思わず感謝の気持ち
 を持ちなさい」という言葉。
・神社でしかできない巫女さんの服を着せてもらったり、
 雅楽の楽器を吹かせてもらった事。
・防具を一つ一つ手作りで作っていて大変だと思った。自
 分で作ってみて大切さ、大変さがわかった。
・掃除が思ったより大変で、立ちっぱなしがきつかった。
・保育園の先生は色々な事に対応しなければならず、大変
 だと思った。多くのことが心に残った。
・子供がなついて名前を覚えてくれたり、色々な行事に参
 加でき、いっそう保育士になりたいと思った。
・スーパーでは手軽に買えるけど、その裏方でしんどい事
 が色々あることがわかった。
・だんだんやることが増えてきて大変だった。自分のオリ
 ジナルパンを作ってもらったり、すごくおもしろかった
 です。
・改札口での機械の操作や挨拶は緊張した。おみやげも貰
 った。
・病院の仕事は基礎ができてこそ成り立つ。真剣に取り組
 む看護婦さんの姿が印象に残った。
・一日中立ちっぱなしの仕事、毎日の掃除など、親の苦労
 がよくわかった。
・試食の客集め、店内放送、ラップ巻きなど大変だったけ
 れど、とてもいい経験ができた。
・畳の掃除の仕方や興味深い話を聞かせてもらっった。
・接客は大きな声や気配りが必要だとわかった。
・消防士の大変さがよくわかった。放水訓練とはしご車訓
 練が楽しかった。
・商品の場所を探すのが大変だった。野菜や果物の袋の詰
 め方が決まっていることに驚いた。
・園児との触れ合いの中で、人との接し方の大切さを学ぶ
 ことができた。
・動物の症状を見ただけで、すぐに何の病気かわかるのに
 はびっくりした。
・色々な仕事があり、明日のために夜遅くまで働いている
こと。本はおもしろかった。