本校は市の中心部に位置し,学年が全て単級の小規模校であり,本校を取り巻く環境は都市化・少子化が進行している。このような環境の中では,子ども達の対人関係が固定化したり,希薄化したり,またまた円滑にいかなかったりする傾向も見られる。どのような環境においても自分のおもいを相手に伝える,相手のおもいを聞くことが大切である。人を大切にすることがそこから始まると思う。
今年度も昨年度に引き続き,国語科を核として,国際化,情報化,高齢化,少子化等様々な変化に対応し,円滑な人間関係を維持するためのコミュニケーション能力を重視した「生きる力」の育成を目指した研究を進めていきたいと考える。
小学校学習指導要領においても,国語科の目標として「国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し,伝え合う力を高めるとともに,思考力や想像力及び言語感覚を養い,国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てる。」と明記され,「伝え合う力」が重視されている。
「伝え合う力」とは,「人間と人間の関係の中で,お互いの立場や関係を尊重しながら,言語を通して適切に表現したり正確に理解したりする力」である。相手を意識しながら自分の思いや考えを表現し,相手と交流することにより,互いのものの見方や考え方,感じ方を知り,相手の思いを誠意を持って受け止め,自分の思いや考えを深めることができれば,互いを理解し尊重し,協力し合える豊かな人間関係が構築できると考え「伝え合う力を育てる」を研究主題として設定した。
本校は平成17年度に校内LAN推進校の指定を受け,各教室ならびに職員室へのコンピュータ導入,校内LANの整備など,IT活用に取り組める環境を整えてきた。
次代を担う子ども達が社会の変化に主体的に対応して,日常的コミュニケーションに浸透してきている各種情報機器を活用しての「伝え合う」力の育成も昨年度から研修してきたものも確実に活用していきたい。
|
| 国語科におけるコミュニケーション能力の育成 |
| 「話す・聞く能力」の指導 |
| 学年 |
話 す ・ 聞 く 能 力 |
1
・
2
|
・知らせたい事を選び,事柄の順序を考えながら,相手に分かるように話す。
・大事なことを落とさないようにしながら,興味を持って聞く。
・身近な事柄について,話題に沿って話し合う。 |
3
・
4
|
・伝えたいことを選び,自分の考えが分かるように筋道を立てて,相手や目的に応じた適切な言葉遣いで話す。
・話の中心に気を付けて聞き,相違点や共通点を考えながら,進んで話し合う。 |
5
・
6
|
・考えた事や自分の意図が分かるように話の組み立てを工夫しながら,目的や場に応じた適切な言葉遣いで話す。
・話し手の意図を考えながら,進んで話し合う。
・自分の立場や意図をはっきりさせながら,計画的に話し合う。 |
|
|
|