■ コアSSHの取り組み

1.SSH研究開発の成果である探究活動指導法・問題解決型授業の小中学校への普及

 1)本校で研究開発された,研究指導法や発表指導法などを,京都市内の小中学校に普及する

 2)問題解決型授業の研究開発をすすめ,京都市内の小中学校の教員がそれぞれの学校で授業をおこなえるように普及する。また,多くの学校が同時に行えるようなコンテスト形式での実施手法を研究する。


2.研究開発の実施規模

 1)本校ならびに近隣の小・中・高等学校の教職員ならびに児童・生徒(数十名を予定)

 2)本校および近隣の高校の科学クラブ等部員および科学クラブ等顧問(5校程度を想定),近隣の小・中・高等学校の教職員ならびに児童・生徒(数十名を予定)


3.平成22年度の研究開発の内容

 1)探究活動の指導法や発表指導法に関する研修会の実施
 探究活動の指導法(「問いかけによる指導」)や質疑応答に重点を置いた発表指導の普及を図るために,探究活動指導法・ポスター発表指導研修会などを実施する。

 2)小中学校における課題研究の実施状況の調査
 探究活動(課題研究)を実施している小中学校の調査を行い,各校における探究活動指導の困難などの課題の収集を行う。

 3)京都市小中高等学校研究発表会の実施
 市内の小学校・中学校・高等学校ですすめている探究活動の成果発表のためのポスター形式の発表会を実施する。

 4)問題解決型授業に関する調査・実施
 課された課題に対して,児童・生徒が各自の知識や経験と,その場での仮説検証にもとづいて,どのような解決を図るかということを主眼に置いた問題解決型授業について調査するとともに,試行する。

 5)問題解決型授業に関する教材開発
 近隣小中高等学校の教員や市内の科学系部活動が中心となり,短時間で実施可能な科学系の課題解決型プロジェクトの開発や普及を行う。