下半期の学校評価(自己評価)について

 本校の学校評価(自己評価)は、「児童の実態についての評価」と「具体的な取組の評価」から構成されています。しかし、集計結果、結果の分析、課題と改善策などまとめられている内容がかなり量的に多いため、「児童の実態についての評価」に的を絞ってご報告させていただきます。

結果の分析について

本校では、A「よくできている」とB「できている」を合わせたものが全体のいくらかによって、評価を分析するためのめやすとしています。

ABをあわせたものが90%以上            「よくできている。」

ABをあわせたものが80%以上90パーセント未満   「できている。」

ABをあわせたものが80%未満            「課題がある。」           

こうした目安でみると、前期と後期では、あまり大きな変化はみられません。

 

よくできている項目

できている項目

課題がある項目。

前期(上半期)

5項目

9項目

6項目

後期(下半期)

5項目

9項目

6項目

しかし、前期と後期の項目ごとの比較でみると、評価結果が向上しているものは、次の項目です。中でも10パーセント以上向上が見られる内容は太字であらわしています。

No

評     価     項     目

前期

後期

1

「早寝・早起き」など規則正しい生活リズムが定着し、睡眠時間が確保されているか。

85

94 

2

毎日、朝ごはんをしっかりと摂るなど、毎日の食生活がきちんとしているか。

95

100

4

児童一人ひとりが正しい言葉使いを身につけているか。

43

44

5

授業中前を向いて静かに話を聞くなど学習の約束やルールがしっかりと身についているか。

62

72

6

授業中に自分の思いや考えを、相手にわかるようにすじみちだてて話したり、理由や根拠を明確にして話をしたりする事が出来ているか。

62

64

7

友だちの思いや考えを、相手の立場や気持ちになって、しっかりと聞くことができているか。

52

78

8

すすんで自分の思いや考えを発表したり、実験・観察をしたりするなど積極的に学習活動に参加しているか。

81

94

9

宿題や学用品を忘れないように自分で気をつけるなどの習慣が身についているか。

76

89

10

児童一人ひとりに学習態度・学習習慣がしっかりと身についているか。

71

83

11

児童一人ひとりに学力の基礎・基本がしっかりと身についているか。

76

89

12

ケガをしないよう、歩行や自転車の運転など交通のルールややくそくが守れているか。

86

89

14

いじめや仲間はずれが起こらないように、友だち一人ひとりの人権を大切にしようとする意識が育っているか。

76

83

19

休み時間に使かったボールや一輪車など遊具の後始末が出来ているか。

86

94

20

毎日、すすんで本を読む習慣が身についているか。

71

89

また、前期より評価が低下しているものは、次のような内容である。中でも、太字であらわしたものは、10パーセント以上低下している内容である。

No

評     価     項     目

前期

後期

3

学年に応じた一定時間の家庭学習の習慣が児童一人ひとりに身についているか。

95

83

13

風邪などを引かないように自分自身の健康に気をつけて生活できるように、健康に関する知識や習慣が身についているか。

95

94

15

コンピュータの基礎的な操作を身につけ、学習活動の中で活用できているか。

86

78

16

食事のマナーをしっかりと守り、好き嫌いなく給食を食べられているか。

86

78

17

当番活動や清掃活動や委員会活動などに積極的に参加し、自分の役割や責任をしっかりと果たせているか。

95

89

18

毎日、休み時間などに鬼ごっこやボール運動など、すすんで仲間といっしょに運動をしているか。

90

83

前期と後期の比較では、20項目中14項目が向上してきており、課題は見られるものの全体的に実態の改善が図られていると捉えられています。

 前期に課題としてあがっていた項目で、今回改善が見られた項目は、次の通りです。

宿題や学用品を忘れないように自分で気をつけるなどの習慣が身についているか。

児童一人ひとりに学習態度・学習習慣がしっかりと身についているか。

児童一人ひとりに学力の基礎・基本がしっかりと身についているか。」

いじめや仲間はずれが起こらないように、友だち一人ひとりの人権を大切にしようとする意識が育っているか。

「毎日、すすんで本を読む習慣が身についているか。」

しかし、依然として本校の教育上の課題としては、次のような内容が考えられます。

「児童一人ひとりが正しい言葉使いを身につけているか。」

「授業中前を向いて静かに話を聞くなど学習の約束やルールがしっかりと身についているか。」

「授業中に自分の思いや考えを、相手にわかるようにすじみちだてて話したり、理由や根拠を明確にして話をしたりする事が出来ているか。」

「友だちの思いや考えを、相手の立場や気持ちになって、しっかりと聞くことができているか。」

「コンピュータの基礎的な操作を身につけ、学習活動の中で活用できているか。」

「食事のマナーをしっかりと守り、好き嫌いなく給食を食べられているか。」

いくぶん改善がみられるものの、前期とほぼ同様の内容が課題になっています。

今後も、引き続き、児童一人ひとりの基本的な生活習慣の育成を図るとともに、学力の基礎・基本を保証するべく、本校の「学力向上プラン」に基づいて、「家庭学習の習慣化」と「楽しく分かりやすい授業」をめざした取組を全教職員で地道に継続して行きたいと思います。

今回、評価結果からは、具体的な課題として挙げられていませんが、今年度は、後期になっていじめや仲間はずれなど人権上の問題が多く見られました。勿論、その都度きちんと解決を図っていますが、このことは学校として大変残念なことです。「いじめ・仲間はずれに関する研究や調査」によると、きまりや約束が守られにくい馴れ合いの学級がいじめや仲間はずれが多い学級として挙げられていました。こうした視点から本校の児童の実態を見ると、学校や学級の決まりや学習のルールがあまり守られていないという評価結果が出ています。コミュニケーションの力も不十分であることも結果に出ています。集団の約束や決まりを守ることは社会人として基本です。「社会で許されないことは、学校でも許されない」という認識に立って、全校あげて、学校や学級のきまりや学習のルールの徹底を図るとともに、コミュニケーション能力を高め、児童に豊かな人間性と社会性を育成していきたいと考えています。今後も地域や保護者の皆様のご理解とご協力をお願いします。

学校評価に対する地域・保護者の皆様のご意見・感想

京都市立広沢小学校

・学校長。教頭先生を中心に先生方が一生懸命に教育に取り組んで下さっている様子が伺えます。ご自分の体に気をつけられまして一層のお力添えをお願い致します。

・統計で無回答があるとの説明がありましたが、統計学では無回答にも意味があるのですから、%を出す時にも無回答の%は必要で、(無回答を)取り除いた統計は実態を示すことにはなりません。

・昨年度4年生の消防分団の仕事についての教室での質問、後日分団の器具庫への見学の時の器材への質問等、子どもたち丁寧な言葉でした。

・入学式・卒業式・運動会・秋のふれあい事業の時の日曜参観時には、多勢の保護者がみえているのに、過日参観時には、あまりにも少なすぎる。

・入学式の後、PTAが保護者の入会の話をされる時に、運営協議会長として発言する機会をもらえたらと思う。

・「子どもたちのことについて、気軽に相談できる」の項目については、今年、学校の本部役員をしていたので、何かと担任の先生ともお話し出来ましたが、なかなか相談など出来ないと思います。まだ、ご近所の方(保護者)との相談しあう方が多いかと思います。

・私達保護者としては、たくさんの文章があると、かえってむずかしく思い読まない方が多いと思います。簡単に書くということは、むずかしいのですが、結果どうなったか、だからどうなのかというのが知りたいという声もありました。

・「子どもたちの言葉使いは丁寧に話せている」については、年上の方に対しての言葉使いができていないと思います。略語を使うのも多くなっているようです。

・児童の実態についてのアンケートを持って帰りますが、子どもに項目を読み、どれにあてはまるかを親が書き込む?ようになっていますが、子ども達に自分たちで書かせる方が、より現実的ではないかと思います。(低学年には、わかりやすく文面をかえてするなど)

・アンケートに氏名を書くと、なかなか本心で○をつけられていない方も多いと思います。児童一人一人を把握するには必要かも知れませんが、日々の様子をみていただくと、だいたいのことは担任の先生もわかっていただけると思います。

・懇談会に出席される保護者の方が少ないというのは、ひとつには内容にあると思います。クラス単位もいいですが、年一回を学年単位でされてはどうでしょう。同じ悩みなどを持っておられる方がおられる中で、たくさんの意見も出せると思います。懇談の代わりに講習会(講演会)なども、今だと携帯電話について専門の方に来ていただくとか・・・

・参観日の授業内容を考えてもらいたいです。以前、道徳の授業で、ほとんどがテレビを観ているというようなことがありました。「総合的な学習」で山の家について3クラス合同これもどうかと思いました。

・広沢に不登校の子どもがいると聞いてびっくりしました。

・子どもたちに接することが少ないので、詳しくはかけません。昨夜の懇談会の件、短時間で大変ですが、私の申し上げたのは善悪だけはキッチリと教えていただきたい。

・いつも子どもたちが大変お世話になっております。あらためて学校の取組を伺い、本当にありがたく思います。「広沢漢字検定」「ステップ」などは本当に効果的で、子どもたちに意欲をもたせ、基礎学力につながっているのを実感しています。また、メリハリのある授業、15分展開の授業にも感心しました。お願いですが、学習指導要領がまた変わり、今在学中の子ども達はまさに過渡期にいると思います。親としては今の不足分が不安です。新学習指導要領に踏み込むのは、無理だと思いますが、現在の内容を見直し、時間配分を考えていただけると幸いです。(例えば、a haなどサラッと読むだけでなく、少しくわしく)みていると少しふみ込んで考える力が弱いように思います。(応用力)

さて、大変厳しいご意見をいただきましたが、本当にもう少し、父兄に学校に足を運んで、子どもたちを見てほしいですね。一度、学校に来たら、後は来やすくもなるので、まずは、呼び寄せ効果のある会、呼びかけなど私も考えてみたいと思います。クラス委員さんには、特に自覚を持っていただきたく、委員会でも、今気になることなど、積極的に提案していただきたいです。

最後に、もう一度、親のあり方を考え、子どもと向き合って行きたいと思います。本当に自己肯定感を持てるよう、良いところは伸ばし、悪いところはきちんとあらためて、子育てを見直したいと思います。 

まず、子どもをありのまま受容れ認めたうえで、いっしょに成長できたらと思います。これからも、どうぞよろしくお願い致します。