2回学級懇談会で


保護者と教員が活発に討論
 






〜家庭学習・読書・お手伝いの習慣化を図るために〜

広沢小学校運営協議会

学級経営部会

先日、学校から公表しました「児童と保護者による評価」によると本校の児童に家庭学習や読書やお手伝いの習慣がなかなか定着していない実態が明らかになっています。今、児童の学力低下の問題が全国的に大きな課題になっていますが、学力の向上のためには、まず基本的な生活習慣の育成がその基盤となります。とりわけ、「早寝・早起き・朝ごはん」など規則正しい生活リズムを確立する中で、家庭での学習・読書の習慣をしっかりと身につけていくことが何よりも必要です。さらに、家庭におけるお手伝いの習慣も家族の一員としての自覚を育て、責任感や自己肯定感を育んでいくためには欠かすことのできない重要な取組です。学力の向上はもちろんのこと、この長い夏休みを充実して過ごすには、このことがたいへん大切なポイントになってきます。

夏休みを間近にひかえ、711日・12日・13日の3日間にわたり参観授業と学級懇談会が行われました。今年から保護者や地域の人々が学校運営や教育活動に参画する学校運営協議会が立ち上げられ、学級懇談会は、その中の学級経営部会として位置付けられ、保護者の司会のもと担任と保護者がともに児童の実態や取組についてじっくりと話し合っていく場になりました。今回は、はじめに担任からこの4ヶ月間の学級経営の成果と課題や夏休みの有意義な過ごし方について話をした後、大切な教育課題である「家庭における学習・読書・お手伝いの習慣化」をテーマに保護者と担任が話し合いをしました。

各学級で、参加者の互いの思いや考えが活発に交流されました。

以下、その時の話し合いで出されたことを簡単にまとめましたので、ご一読いただき、お子たちの今後のご指導にお役立てください。

(1)   家庭学習を中心とする基本的な生活習慣の育成について

低学年

    家庭学習に集中できる時とそうでない時の差が大きいので、落ち着いて学習に取組めるような環境や雰囲気を作ってやることが大切である。

    毎日、家庭学習の時間を決めて、ていねいにやっていく。まちがいは学校でしているようにすぐに直し、内容を定着させるようにしている。

    家庭学習は、毎日夕ご飯前に必ずやる習慣をつけている。

    だらだらとして宿題をするのに時間がかかるが、他の子どもさんはどのくらいの時間で学習をしているのか。

    家庭学習になかなか集中してとりくめない、宿題のまちがいも直さない、どうしたらよいか。

    子どもは宿題より遊ぶ方が先だが、寝る前にはやっている。

中学年

    課せられる課題が多すぎる。

    クラスの人数が多い。

    朝、1015分早起きして、家庭学習の習慣化を図っている。

    早寝早起きの習慣を身につけるために、親が夜早く寝るようにし、家族みんなで朝早く起きるようにしている。

    子どもは自分のしたいことを先にするので、家庭学習の時間がどうしても遅くなる。早く寝ることが課題である。

    朝食は、糖分を取りすぎているので、気をつけたいと思っている。

    生活力が弱く、学習ができても、偏った人間形成になるのでは。

    24時間家族の誰かが起きている状態だが、子どもは早く寝て、早く起きている。自分のペースで家庭学習をしている。

    家庭生活では、何ごとも与えられることに慣れているので、自分たちで解決できない。

    夏休みの勉強でも自分の弱点を克服できるようになって欲しい。

    家庭学習にとりかかるのに時間がかかるが、だいたい40分くらいは取組んでいる。

    家庭学習は、宿題だけになっている。

    宿題だけでなく、自由勉強や日記にもすすんで取組んでいる。

高学年

    家庭学習では、集中力がなく、あれもこれもして、一つのことに長続きしない。

    漢字学習は、だんだんと丁寧に書けるようになってきている。

    宿題だけで終わってしまい、なかなか自主学習まで手をつけることは難しい。自主学習のやり方が分からないので、学習のしかたを教えてやることが必要である。

    平日は、1時間程度の学習時間を確保するのが、難しく、宿題だけで精一杯なので、休日の午前中などに習慣化するように努力している。

    夕食までに宿題をすませ、夜は読書の時間にあてている。

    家庭の生活リズムをきちんと整え、宿題や家庭学習の時間を確保することの大切さを感じている。

    算数プリント・漢字練習・音読など学校の宿題に精一杯で、なかなかそれ以外のものに取組むのが難しい。

    子どもが宿題をしているのを見ていると、丁寧な字でしっかりととりくんでいる。

    家庭学習をする時間や場所を工夫することが必要である。

    家庭学習は、声をかけているが、あまりできていない。

 

(2)   読書習慣について

低学年

    子どもたちは学校の朝読書などで本に親しんでいるので、家庭でも親子で読書に親しんで欲しい。

    100冊読破を目標に図書館の本ももっと利用して欲しい。

    読める子は、長いお話も読むとよい。

    親も子どもといっしょに読書の時間を作り、交互に読んで楽しむなど工夫をすると良い。

    親子でいっしょに図書館へ行き、積極的に本を借りるとよいのでは。

    寝る前に子どもに本の読み聞かせをしている。

    低学年では、親がいっしょに本を読んだり、読み聞かせをしたりして興味づけをする事が大切である。

    家でも家族で読書タイムの時間を作っている。

    「読み聞かせ」が子どもの心を安定させ、心を豊かにする。

中学年

    子どもが本好きになってきている。時間を見つけて読めるようになってきた。

    親子でテレビを消して、本を読む時間を作っている。

    読書は、子どもの心にゆとりがないとなかなか出来ない。

    文章を読み取る力を、もっと身につけて欲しい。そのためには、読書をして、文章になれ、しっかりと読む力をつけたい。

    学校では、毎日朝読書をして、読書習慣の育成をはかっいる。夏休み中に、家庭でも家庭学習とあわせて、読書の習慣を身につけて欲しい。

    学校の図書館で自分の興味のある本を借りている。好きなことについてはよく読んでいる。

    読書ではないが、自分の好きなことについては、インターネットで調べたりしている。

    家庭できなかなか読書習慣が身についていない。

    子どもたちは、どんな本を読めばよいかわかっていないので、本を紹介して、すすめてあげることが必要である。

高学年

    読書が大切であることはわかっているが、平日は時間的に余裕がない。

    親もあまり本を読まないので、反省している。できるだけ子どもと一緒に読むように心がけたい。

    書店や図書館に週一回子どもを連れて行っている。子どもは、けっこう興味を持って本を探している。子どもが本を読もうとする環境を作ってやることが大切である。

    夏休みなどのゆったりとした時に、親子で積極的に本を読んで行きたい。

    学校で、子どもら良い本の紹介を積極的にして欲しい。

    学校では、朝読書の時間に子どもたちは集中して本をよんでいる。読書ノートの活用や学級文庫の活用などして、読書意欲や読書習慣の育成を図っている。

    兄が、本をよく読んでいるので、弟もよく読んでいる。

    家に本がたくさんあるので、自然に本をよく読むようになた。

    映画になった作品などは、小説でも読んでいる。

 

(3)   お手伝いについて

低学年

    子どもたちに家事を分担することは、たとえ小さな仕事で責任感を養う上で必要なことなので、家族でよく話し合ってやらせて欲しい。

    いろいろな体験をすることが子どもたちの力を伸ばすので、「危ない」「できない」と思わずに積極的にさせて欲しい。親子でいっしょにやっていくことで自然と身につき、他の力を伸ばすこともできる。

    親がすすんで子どもに仕事を与え、してくれたときはしっかりとほめることが大切である。

    家族の一員として、子どもに一つか二つくらい仕事を与え、責任をもたせる。自分がしないと家族が困ることを実感させる。

    ほめられると喜びを感じ、さらに取組む時期なので、子どもにお手伝いをさせて欲しい。お手伝いを通して、家の人と心のふれあいができ、心も安定する。また、いろいろな力が身について、子どもが自信を持ち、なにごとにも積極的に取組めるようになる。学習にもよい影響を与える。

    子どもは、家で風呂掃除・食事の用意などをしている。

中学年

    子どもには、お手伝いをあまりさせていない。「いや」と言われると、つい親がしてしまう。夏休みには、お手伝いをさせたいと思っている。

    子どもは、家で食事の準備を手伝ったり、洗濯物の後片付けをしたりしている。子どもは結構喜んでお手伝いをしてくれている。しかし、まだ十分に出来ていないこともあるが、最初は親が手を出さずに、子どもに最後までやらせてから、親が助けるのが良いのではないか。

    子どもは、小さい時からお手伝いをしているので、習慣化している。妹が二人いるので、どうしても手伝わざるを得ない状況になっていて、それがかえってよかったように思う。

    「やりなさい」というとなかなかしないが、「楽しい」と感じると自然に手伝うようになる。

    子どもは家でお手伝いをしているが、半分遊びながらするようになってしまう。

    子どもの生活がいそがしくて、なかなか手伝う時間がない。

    役割を家族で決め、家事を分担しているが、なかなか習慣化出来ない。

    夏休みには家族で計画を立てて、子どもがお手伝いを一つか二つ毎日続けるようにさせたい。

高学年

    子どもに家事といっても簡単なことしかさせられないが、とにかく継続することが大切であると思う。

    子どもに家事をさせることで、家族が協力しあっていることや、その手伝いが出来ていないと家族が困ることを教えている。家族の一員として子どもなりに責任感をもってやってくれている。

    家庭科の学習をすることによって、子どもが家でも家事をすることが多くなった。夏休みも家の仕事にいろいろ挑戦して欲しい。

    子どもが家での自分の役割を決めて、続けていくことが大切である。

    声をかけるとやっとするという状態で、なかなかお手伝いは、習慣化できていない。

    風呂そうじなど、自分の役割を決めさせやらせている。