広沢小学校学校運営協議会

1回学校保健委員会

生活リズムの育成と運動の習慣化を!

〜子どもの健康面における課題について話し合う〜

去る66()に、学校医・学校歯科医・学校薬剤師の先生や保護者の皆様ならびに関係教職員が集まり、広沢小学校会議室で「第1回の学校保健委員会」がおこなわれました。今年から学校運営協議会を立ち上げることになり、学校運営協議会の健康教育部会もかねて、開かれました。

はじめに「今年から学校運営協議会も兼ねて行うとともに、本校の健康教育について児童の実態をふまえて、教育課題を明確にして、その解決に向けてどのように取り組むかについて話し合う場としたい。そのために皆様の忌憚のないご意見をいただき、課題克服のために議論を深めていきたい。」との泉校長の挨拶の後、司会の熊木養護教諭から本校の健康教育目標である「自分の心身に感心を持ち、主体的に健康づくりに取組む子」を設定した理由についての説明がありました。

児童が主体的に健康な生活を送れるようにするには、さまざまなことを身につけていく必要があります。

まず、保健・安全などの正しい知識を身に付けるとともに、基本的な生活習慣を確立し、食事や運動などを正しく実践していくことが大切です。そのために、学校教育の中で、保健・安全・給食・体育などの学習や指導を発達段階を踏まえて、系統的・計画的に行っています。

本校では、20年以上続く素足はだし教育を中心に毎年、積極的にう歯予防や体育教育・性教育など健康教育に取組んできています。その結果、昨年度は京都府の小学校を代表して「京都府歯科文化賞」を受賞しました。さらに、今年度は、「京都市健康優良校」を受賞することに内定しています。ご指導いただいた学校医・学校歯科医・学校薬剤師の先生方やご協力いただいた保護者・地域の皆様に心より感謝いたしたいと思います。

しかしながら、社会の状況がたいへん複雑になり、生活リズムや食生活の乱れ生活習慣病の低年齢化など、児童の健康生活にとってさまざまな問題が見られるようになり、本校の児童についても、健康上のさまざまな課題が生れてきています。

そこで、それぞれの担当教職員から保健・安全・給食・体育の面における児童の現状と課題について提案されました。

保健教育の現状(熊木養護教諭より)

    「早寝・早起き・朝ごはん」など基本的な生活習慣が十分に確立できていない児童がいる。

    肥満とやせの児童の割合が高く、標準体型の児童が減少傾向にある。

    素足はだし教育を進めているため土踏まずの形成率はかなり高い。

    学習中の姿勢の悪い児童が少なからずいる。

    アレルギー性の疾患を持つ児童が増えてきている。

    う歯は減ってきているが、歯周疾患は増えてきている。

    保健学習や保健指導により保健についての正しい認識を育てるようにしているが、自分自身の健康に対する関心が低い。

安全教育の現状(石澤安全主任より)

    避難訓練はわりと整然とできているが、災害の危険性と非難の重要性について十分認識できているとはいえない。計画的に、また、機会をとらえて指導する必要がある。

    日常生活での安全について総合遊具やタイヤを使った遊び方など遊びに夢中になって、安全上のきまりを忘れることがある。実態を良く見て注意する必要がある。

    放課後、自転車に乗って遊ぶ児童が多いが不注意な運転が目立つ。実態を良く見て注意する必要がある。

給食指導(食育)の現状(桃井給食主任より)

    自分の分を完食できない児童がどのクラスにもいるが、全体として残菜は減ってきている。

    野菜の煮物などに抵抗がある児童がいる。

    油で揚げたものを好む児童が多い。

    肉類は好きだが魚は苦手の児童がいる。

体育(運動や体力)の現状(尾瀬体育主任より)

    今年の新体力テストの結果は、50m走、反復横とび、握力は全学年とも京都市平均をやや上回っている。

    部活動やスポーツ少年団などに所属し、毎日はげしい運動をし、膝や肩の故障をかかえる児童がいる一方、全く運動しない児童もいる。(二極化)

    高学年になるほど、休み時間に教室に残る児童が多く、放課後も塾や習い事に行き、体育の時間以外運動しない児童が増えてきている。

    学校での遊びもボールを使った遊びが多く、鉄棒やおにごっこなど集団遊びをしている児童は少ない。

以上の児童の現状を踏まえて、本年度は健康教育の推進する上で、次のような重点目標を立て取り組むことが熊木養護教諭から提案されました。

健康教育の課題について

@    基本的生活習慣の確立

A    運動の習慣化と基礎体力の育成

B   素足・はだし教育の推進

C   性教育及び保健指導の充実

D   安全教育の推進と安全な生活を送る能力の育成

E   インフルエンザなど伝染病の予防

こうした提案を受けて、次のような意見や感想がだされました。

参加者の感想や意見

    「早寝・早起き・朝ごはん」など生活リズムを確立することが大切である。とりわけ、睡眠時間や食生活が学力に影響があるだけでなく、前頭葉の発達に影響し、多動になったり、集中力を欠いたり、すぐにきれたりする原因になる。

    朝食も食べているが、内容が十分でないことも多い。脳は、結構エネルギーを使うので、学習にも影響する。

    ある保護者は、出勤時間が早いので、家族全員が早く起きて、いっしょに朝食を摂り、家族のコミュニケーションを図るようにされている。

    これからは、エイズ教育や薬物乱用防止教育が重要であるが、とりわけ、禁煙教育が大切ではないか。

    毎年、6年生になると、保健学習で喫煙防止の学習をしている。校内は全面禁煙だが、家族が常時喫煙していると、子どもが自然と煙を吸うことになるので、家庭の協力が必要である。

    戸外での運動が大切であるが、車や不審者のこともあり、なかなか地域に子どもたちが安全に遊べる場所がない。

    素足はだし教育は、土踏まずの形成とともに、背骨が正しくなるようにすることが目的であるが、本校では、学習中の姿勢が悪い児童がかなりいる。生活様式の変化により、畳の上に座ると言う習慣が少なくなったり、腹筋や背筋など筋力の低下により、正しい姿勢を保つことが困難になったことが原因だと考えられる。

    子どもたちの自転車の乗り方等を見ていると、たいへん危険な乗り方もみられる。学校や地域でも自転車教室などを実施して安全教育をすすめている。

次回の学校保健委員会では、学校運営協議会の委員の皆さんにも参加していただき、重点目標についての具体的な取り組みの状況について提案してもらい、みんなで広沢小学校の児童の健康教育についての議論を深めたいと思います。