主題設定の理由
今,学校教育には,子どもの「生きる力」を育むこと,自ら課題を見つけて自ら学び,考え,よりよく問題解決し,表現できる子どもの育成を図るとともに,基礎的・基本的な内容の確実な定着を図り,個性を生かす教育の充実が求められている。
子ども自らが「自己教育力」を伸ばし,お互いに違いを認め合いながら,受け入れられる人間関係を育てていく中で,「共に生きる」社会を作っていくことが大切である。
本校では,子どもたちの生活における対話能力の低下の実態を話し合う中で,平成9年度から研究テーマを「話す力・聞く力」とし,コミュニケーション力に働く力の基礎となる「話す・聞く」の指導を国語科の授業を通して進めてきた。平成11年度からは,音声表現力の育成に力点を置き,自分のおもいや伝えたいことを相手に分かるように話す,また,それを受け止め内容を理解し,おもいを深め合うというねらいをもった授業作りや,指導法の工夫・情報収集などを通して研究を進めてきた。
そして,平成13年度からは,基礎基本をしっかり育てながら,自分のおもいや考えを確かに表現していく言葉の力を育てていこうと考え,研究主題を『伝え合う力を育てる』,副題を「一人一人のおもいや考えを豊かに表現するために」とし,平成16年度には,副題を「豊かな感性を育てる読書教育を進めながら」として,国語科の学習過程に読書活動を位置付けた取組を進めてきた。
昨年度までの研究の取組によって,主体的に学習に取り組み,自分のおもいや考えを意欲的に話そうとする児童の姿が見られるようになり,相手意識をもった話し方ができるようになってきている。また,自分のおもいや考えを伝えるための方法も自分で選択し,工夫できるようになってきた。話し合うための土台といえる聞く態度については,話し手を大切にした雰囲気と共に,「聞き合う」態度も育ってきている。しかし,双方向の伝え合う力はというと,徐々に力をつけてはきているが,まだまだ十分ではない。もっと疑問を持って相手の考えを聞き,質問していく姿勢が望まれる。また,相手のおもいや考え方,感じ方を受け入れて聴き,話し合う中で,自分の考えを広げたり,深めたりしていきたい。
平成13年度より毎日取り組んでいる全校一斉の10分間読書も定着し,本に親しみや興味をもつ児童が増え,読書量も増えてきた。国語科の発展図書や教科関連図書も充実させ,学習の中で生かす取組を司書教諭との連携により進めてきており,児童は,自ら課題を見付け自ら学び,考え,表現する力をつけ,読書のジャンルも広げてきている。 国語科の中に読書活動を明確に位置づけ,図書館を活用して,主体的に自己の課題を解決していく児童の育成をめざし,三領域を連動させた取り組みを進めてきた。
本年度はそれをさらに充実させ,すべての領域において読書活動をに親しむ取組みを進め,ことばの力,ことばへの豊かな感性,心豊かな児童を育てると共に国語科で培った力が他教科,領域や実生活の中で生かされるように「生きてはたらくことばの力」を付けていきたい。
| 学校教育目標 |
研究の方法
・育・低・中・高の部会ごとに目標を決め,目標達成のための具体的方法を考え研究を進める。
・育・低・中・高部会を充実させるため,毎月第一火曜日に研究部会を設定する。
・全員が研究授業・公開授業を行う。
研究発表会での公開授業・・・・・・・13学級
校内研究研修会における公開授業・・・7学級(領域は自由)
(発展学習ばかりに偏らないように)
・教材研究会,指導案検討会を開く。
当該学年(部会)+研究委員会+国語主任
・事前授業は公開し,自由参加とする。
事後研は,部会+研究主任+希望者
・言語活動の場づくり
花園ゆうゆうタイム・・・読書交流,学年発表,詩の発表
言語環境の充実・・・毎月の詩,児童作品,読書郵便,学級文庫
・国語科でつけた力と他教科・領域の関連を視ていく。
・児童の作品を資料として図書館にも残していく。
・一年間の児童ノート,作品をファイルにして次の学年に送る。
| 「学び合いをつくる子を育てる」 めざす子ども像 ・自分の言葉で表現できる子 ・あいての気持ちがわかる子 ・すこやかで元気な子 |

| 研究主題 |