松上げ

 松上げは花背・広河原地域で行われる伝統的な祭りです。夏に行われる伝統行事で、京都の五山の送り火みたいなものです。清められた台地に枠をくみその中に灯籠木(約20メートルの檜の大木の先に直径2メートル深さ1.5メートルの籠を取り付け、その中に枯杉葉等の可熱物を入れる。)を直立させます。縄のついた火をグルグル回し、灯籠木に投げ入れます。そして盛り上がりが最高潮のときに火だるまになっている灯籠木を地面にたたきつけます。昔は、8月23日の端更に挙行、終了後打ちそろって愛宕神社に詣で、村中で愛宕講をとりおこないました。現在では諸般の事情から花背(八桝)では15日、広河原では24日に行われます。広く地区外の人々にも鑑賞されています。

 松上げの動画を観ることができます!
→動画
@松明に灯がともりま  す。 A上桂川を渡る松明 B地面の松明に着火。
C地面一面に広がりま す。  D幻想的な情景が広が ります。  Eうっすらと立つのが
 灯籠木です。
F上げ松をを投げあげます。 G上松の大きさは約10センチ  Hなかなか灯籠木には
入りません。 
I最初の上松が灯籠木に入り着火すると観衆からは大きな拍手が。 J皆必死です。 
K上松をぐるぐる回して 火を大きくします。
 
L灯籠木の火が大きく なり出しました。 M太鼓と鉦の音が盛り 上げます。 N激しく燃えています。 
O灯籠木の高さは20メートル。結構な高さです。 P終盤です。 Q最終は灯籠木を
 引き倒します。 
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京都市立 花背第二中学校
601-1104 京都府京都市左京区花脊大布施町797番地