集団の中で,自ら選び,自ら活動する(中学部重点目標)

サテライト学習(居住地で学ぶ)

中学部では,個別にサテライト学習に取り組んでいます。生徒は今も,そして将来も地域で生きる一人の生活者です。放課後や休日は,図書館やボーリング場等の地域の施設や,飲食店,スーパー等の地域資源を生徒たちのニーズに応じて活用したり,地域で,必要な支援を受けたり,相談しながら,充実した生活をおくってほしいと願っています。そのために,サテライト学習を通して,生徒や保護者の居住地で「こうしたい」「こうありたい」という願いやニーズに応じて,必要な支援を提供したり,医療,療育,福祉,労働,大学,その他の専門機関を巻き込んだ支援や相談のネットワークを居住地域でつくっていきたいと考えています。サポートブックを使って地域の人々とコミュニケーションをはかったり,学生スタッフとの学習も行ったりしています。

   ○本人・保護者を中心とした支援のネットワークづくり
○本人への直接的な支援のあり方,第3者への支援の引き継ぎ方の検討
○地域に支援を要請し,生徒が活動しやすい地域づく りをめざす

「ハンバーガーを注文しよう」

◇ハンバーガーショップでの学習

◇サポートブック(生徒用)

◇サポートマニュアル(お店用)



中学部では、週2回3時間単位で作業学習を行っています。「働くことをより身近なものとして意識する」ために、いろいろなことに挑戦したり、一つの取り組みを長期的に継続したりしています。それぞれの「個性」に応じた「しごと」を見つけるために、「陶工班」「紙工班」「園芸班」「木工班」4つの作業班に分かれて学習を進めています。1年生では全部の班を学期毎に体験し、2・3年生で、より力を高めていくことを目標に1年間を送ります。


いま中学部陶工班では、お皿作りに精を出しています。いくつもの工程を経てできあがっていくお皿、皆が力を合わせて1つのものを作り上げることや、一人ひとりが受け持っている作業が欠けると、お皿ができあがらないことを学ぶとともに、「仕事をする」「仕事も楽しい」を少しでも理解できるようにと学習しています。できあがったお皿は、誕生日のプレゼントにしたり、学校祭の時に販売学習をしています。

中学部紙工班では,家庭から集まった牛乳パックを使って、いろいろな形で「紙」を作っています。基本的な「葉書」や「カード」を作る場合、生徒たちの活動は大きく3つに分けて進められます。牛乳パックをはさみで開き、適当な大きさに切ります。それを指導者が大きな鍋でじっくり炊いて水をふくませておき、生徒たちがラミネート加工のフィルムを両面はがし、真ん中のきれいな紙の部分だけを細かく指でちぎります。手先を使う工程なので、自分のペースを守ってこつこつと進めています。


ちぎった牛乳パックを、ミキサーに何度かかけて、どろっとしたパルプ液を作ります。ミキサー機は,操作を誤るととても危険なので、常に緊張感を持って活動する必要があります。

水槽に水を張り、パルプ液をまんべんなく溶き、二重の木枠の間にネットを張った「漉き枠」を両手でしっかり持って一気に漉きます。「パルプがよれないように・・・」「漉き枠をゆがめないように・・・」と、細かい気配りのいる工程です。

こうして乾燥すると「紙」のできあがりです。押し花を貼ったり、インクで彩色したり、うちわ作りに挑戦したり・・・。「紙」作りを基本に、「作って楽しい」「使ってもらっていい感じ」といえるような活動を心がけています。

自分達が苗床を作り、自分達で種をまいたり苗を植えたりしたものを、育てて、収穫の喜びを共に味わう.......。

このプロセスを,できるだけわかりやすく目に見える形で進めることにより、「働くこと」を学習しています。季節の野菜や花を屋上菜園と校舎横の花壇を使って栽培し、四季の移り替わりを自然と共に感じています。

木に親しみ、その特性を知る。簡単な道具の扱いに慣れ、正しく使える。作業に対する自身が持てる。以上のような点がこの木工班のねらいです。

初めての製品として、高等部も使っている間伐材(杉・檜)を利用して、主に鍋敷き作りに取り組みました。工程は、間伐材の丸太を18ミリの厚さに切ります。そして表面を磨きます。次に、枠となる六割りをサイズに合わせて切り、四方に釘打ちをして止めます。裏になる面にベニヤの薄板を木工ボンドで接着し、枠の中に丸太を入れ込み完成です。


どの工程でも皆がんばって取り組めていますが、その中でも「釘打ち」の工程は、どの人も特に集中して、また楽しく取り組めています。

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